帰還と換装

朝からモスに行って雑誌を読んだり。
帰りにちょこっと散歩をしながら「キャンセルしてなかったら、今頃家を出て…」とか考えると少し現実感がなかったり切なかったり。空は「何ともないやん」というくらいに平和な様相。
家に帰って、ゴロゴロしていると昼頃に西濃さんから「今から伺います」と電話あり。
すぐにやってきて見慣れた青い輪行バッグ、オーストリッチOS-500を置いていく。西濃さんが去った後も四万十の空気がちょこっと染みこんだOS-500を少しの間開けずにいたりしたのですが、いつまでもそうしている訳にもいかず、部屋に入れる前に開けてフレームを取り出して組み上げ…のその前に、整備スタンドの上に乗っけて、BB換装に取りかかる。

夏頃、サイクリング仲間になった某氏から「チタンは専用のグリスを使わなかったら他の金属部品とくっつく」と言うことを改めて聞かされて、BBを6700系にした際にDURAグリスしか使っていないという話しをすると「もう固着してると思う」と自分でも「もしかしたら」と思っていたことを指摘されたので、その後慌てて現行アルテグラのBB「BBR60」とWAKO'Sのスレッドコンパウンドを購入していたのでした。
さてここまで機会が無かったので、チェーンもディレイラーもバラされているので、今日いよいよBBを…と思い立った次第です。
まずはリアディレイラーを取り付け、いよいよBBにかかります。まずはクランク、外すのに無反動ハンマーを使ったりしたものの、これはきれいに外れます。問題のBBは隙間に556を吹き込んで専用工具とスパナ等を組み合わせて、無反動反動でこつこつたたいてみたり、レンチで強めに力をかけたりしているうちに「パキッ」という感じで外れました。
ディグリザで洗ってみても、特段ねじ山が変形したりやせていたりしている様子もなかったので、とりあえずほっとして、続いてBBR60の取り付けにかかろう…としたところ、どうやら外形が変わったようで専用工具がはまりません。
しょうが無いので一時休憩して、パン屋に昼食を買いに行きがてら近所のプロショップに聞きに行ってみることに。ショップでも専用工具は在庫しておらず「こんなアダプタなら」と見覚えのある薄い輪っかを出してきはりました。「ああそれならBBR60に同梱されていた!」と合点して、お礼を言ってパン屋に寄って帰宅。昼食を摂って換装作業を続けます。

まずはねじ山にスレッドコンパウンドを塗ってBBR60を左右それぞれ矢印の方向にねじ込んで、トルクレンチで圧をかけていきます。といっても「トルクレンチ→アダプタ→BB専用工具→アダプタ→BBシェル」と言う状態なので、片手で支えておかないと、すっぽ抜けてしまうようなバランスの悪さ。規定トルクで締め込むのはさすがにきつかったのですが、できうる限り強めに締め込んで、クランクを組み付けて、チェーンを取り付けたらあとはいつも通り通勤ホイールをつけて完成。久しぶりに室内ハンガーに掛けると「帰って来たなぁ」と感慨も一入なんでした。

さてその後は庭の枯れ始めていたアサガオを6株ほど整理して終了したのでした。