疎水、琵琶湖、橋、坂。

久々のグループライド。
短くもわいわいと楽しい道のりでした。
久しぶりの登りも堪能できたし、ご一緒したロングライド初心者も「また行きたい」と言ってくれているし、とても楽しい一日となりました。

詳細はまた後日。(以下10/18追記)

朝から粛々と準備を済ませて自転車と用品一式を荷兎号に詰め込み出発。
近畿道名神に乗り一路京都を目指す。観光シーズン、連休最終日、京都と三題噺にもならないような日だったので、市中まで込んでいるところを通らなければならない京都南を避け、京都東で降り、府道143号線をたどる。
このコースを程なくして自転車で行くのだなとか思うとむずむずする。

出発

10時過ぎには集合場所近くに到着していたものの、車を放り込んで、自転車を組んで、メンバーが集まってきて動き出したのは結局11時過ぎ。ポン助が「wacさん、引いてください」というので、しばらく先導を務める。鴨川を越え、平安神宮の大鳥居から疎水沿いを行く。風もなく、水沿いの風情をしばらく堪能しながら走る。

九条山

緩い傾斜を上り始める。
ロードで上っているとなんてことのない坂であったものの、クロス乗りの初心者にして初参加メンバーのHIPPY吉が息も絶え絶えの状況になってくる。
こちらもいつものトラブル、EA90SLの締め付けが足りず、徐々に軸がぶれてブレーキを引きずるようになってくるので、数度道ばたの止まってクイックを増し締め。蹴上の合流点から山頂手前で歩道に上がって締め直してようやく安定。
下りは気持ちよくってかなりのとこかっ飛ばしてしまう。
御陵まで下ったところで旧の三条通に入り、ゆっくりと風情ある町中を行く。途中土地勘のあるHIPPY吉が前を引き、四宮界隈に出ると、周りの景色が山になっていた。

小関越

踏切を渡り、ガードをくぐり第一疎水沿いのコースはすでに傾斜。何とも足に心地よい角度の走りやすさだが、初心者にはやはりきつそうなのでゆっくりゆっくり走る(自分も楽ですし)。
R161西大津バイパスにぶつかると角度が増してくる。旧道はMTBでないとつらいとのことだったので、もう少しバイパス沿いを走り、バイパスをくぐるとそこは空。カーブミラーには青い空が映っているしもう笑いながらバイパスくらいの高さまで上ってみると後ろの二人がきつそうだったので、バイパス出口の二人のところまで戻って休憩。
落ち着いたところで再登坂。HIPPY吉には「ゆっくりでいいから上ってこい!待って上れる余裕はない」と告げてポン助と登坂開始。
登り口の一番きついと思われる傾斜を(最大斜度15%)ダンシングで一気に登り切ると、竹に覆われた地点に着く。それほど距離のない峠のはずなので「ここを抜けたら頂上!?」とか日陰で涼むように走っていると、またもや傾斜がつきだす。しばらくそんな感じを繰り返しているうちにようやく頂上の地蔵と湧き水が見えたので、そこまで行ってストップ。


小関越にて

二番手と三番手w

ポン助が来たところでしばらく話をしてHIPPY吉を迎えに歩いて降りていくと、あと一息というところまで来ていた。それも自転車に乗って来ていたのにはびっくりしたなぁ。
結局降りて歩いて再度峠付近で自転車に乗ってHIPPY吉もクリア。峠で休憩して、下りのアタックと相成ったのでした。
ここでもはしゃいで飛ばしてしまい、気がつくと後ろを引き離してしまったようだったので振り向くと、なんとママチャリの少年が猛然と抜いていった!!追いついてきた二人と「すげーな」なんて話をしながらなおも続く下りをたらたら通り、浜大津の市街地をうろうろっと迷い、大津港のマリーナで湖を満喫。ここまでで距離は13kmくらいと食い足りない感じでした。

昼食へ

で、昼食と相成るわけでしたが、「守山ってどこいらへん!?美味しいかき氷屋があんねんけど」というHIPPY吉に遠くかすむ琵琶湖大橋袂の観覧車を指し示し「あの橋を渡ったところが守山やけどいくか!?」と問いかけると、なんだかとても行きたそうな様子。や、オレもポン助も別にそれはかまわないけれど、困るのは数時間後のHIPPY吉だよと話をして、結局なぎさ公園のドイツレストラン、ヴュルツブルグを目指すことに決定。


湖岸にて

少し走ってたどり着いたヴュルツブルグでは、たらふく美味しいものをいただいて、たっぷり休養を取る。なんかもう休日のロング(でもないけど)ライドを満喫ってな雰囲気っすよ。

近江大橋瀬田の唐橋〜R1

近江大橋では湖上の景色を楽しみ、そこからは左側がおもしろくない車道走。
瀬田の唐橋に出て、石山あたりまで下り、結局その後R1から京都市内に帰ることに決定。ここからポン助が帰り道を求めて前を引くことに。
いつも渋滞がちな大津市内のR1ですが、新しく路側が広く傾斜も緩く、実にスポーツ自転車で走りやすい状態でした。
しかしその様相もJR大津駅付近から一変。初心者には少しきつく怖い産業道路風の山道に。
さすがに遅れ始めたHIPPY吉にディレイラートラブル。何とか自然治癒(?)したもののかなりきつそう。そうっすよね、そりゃ自転車で山を越えるなんてことを考えたこともなかった人にはこの傾斜もきついだろうね。なんて思いながら、前を、後ろを励ましながら走る。ようやくたどり着いた逢坂の山頂上からR1を下るのがちょっときつそうだったので、横道へそれて、町中をゆっくりと下りR1へ合流。
この道を朝走ってきた道(府道143号)だと勘違いしたのが運の尽き。先頭引いていたのオレですが。
なかなか見知った風景が出てこないなぁ…なんて思いながら坂を上って止まっていると、後ろから追いついてきた二人が「このまま行くときっついトンネルですよ」という。そういわれるまで道が違っていることに気がついていなかったオレ…。

再び九条山〜シルベスト京都へ

倍率の高い地図を見ながら、少し戻ったところにある府道143への抜け道に当たりをつけて今来た道を引き返す。
ポン助が先頭を引き、二度ほど道を確認して、少し周りが暮れだした頃に何とか元来た道に復帰。
そのまま三条通を下り、渋滞に飲まれながら、三条のシルベストサイクル京都店へ到着。「機能的なものが好き」というHIPPY吉は機能性を突き詰めた自転車用品が気に入ったようで、数点あたりをつけて買い物を済ませて、店を出た頃にはもう夜のとばりが降りて来ていた。
そこから御所のそばの駐車場まで走ってこの日のサイクリングは終了。
tm: 03:16:33 Dst: 46.44km Av: 14.1km/h Mx:45.6km/h
マリーナまでの時点から距離で3倍に伸びていますが、それでも平均速度が1km/h上がっています。初心者でこの距離、この傾斜を走りきってなお「また走りたい!!」といえるのですから大したものだと思いますよ。

北白川〜二条城

ライド後の片付けを済ませて、車を出し、北白川へ出て温泉につかる。
ああいいなぁ、大人の休日だ。
夕飯はHIPPY吉の仕事仲間を加えて4人で。美味しいものをたらふく食べて、飲まずにいっぱい馬鹿笑いして、気がつけば0時過ぎ。大阪から出てきて明日仕事がある二人は後ろ髪を引かれつつも、京都を後にするのでした。

いやあ、楽しい一日でした。
また走ろうな!