80km

朝から洗濯をしながら、未来號の準備をする。チェーンを切って灯油で洗って、干したままにしていたものをディグリザーで洗い、Connex linkで再装着しドライ・ルブを新たに塗布。さらに前から気になっていたシートポストを1cmほど上げた。

そう、今日は振り替え休日なのだ。

府境まで

昼食を摂ってVAAMを摂って、しばらくおとなしくして昼過ぎ、未来號%Crossriderを駆って淀川の堤防に出る。この時にはまだどこへ行くとも決めていなかったんすよ。ただ走りたい、海にでも行こうかな…くらいで。が、なにわ自転車道方面に向かう鳥飼大橋には行かず、何となく思ったんすよ、「そうだ、京都に行こう」と。
多分追い風が背中を押したんでしょうね…。

いくつかの橋を渡って、いつの間にか京阪電車が真横を走っていて、気がついたら大阪京都府境だった。

ここまで約1時間、何となく気をよくしてこの日のコースを考えた。
っていうか前から一度走ってみたいと思っていた「淀川→木津川→R163」コースだ。ついでに木津川の流れ橋も見たいなぁ…とかそんな感じで。

気がついたらここいらで右膝にちょっとした違和感。シートも上げたしな…なんて色んなギアを試してみる。

流れ橋

程なく木津川の表示と共に堤防の上に自転車道が現れる。
この道をずんずんと進む、足の調子はまあまあ。進んでいくと荒れ果てた河原に「流れ橋」が見えた。

ここでしばし撮影タイム。



自転車は禁止だと思っていたので渡るつもりは無かったんすが、ローディーさんやMTBやママチャリがひっきりなしに渡っているのでおずおずとゴトゴトと渡る。

しばらくそのまま木津川右岸を遡る。
途中工事中の場所などもあり、ここいらで少し平均速度を落としていく。既に風は斜めから吹き付けてきていたし、疲れてたんすよね。

R24

右岸はやがてR24に出会う。

が、ここで山城大橋で再び渡河。左岸の自転車道に再び入りひたすら、ただひたすらに木津を目指す
右膝を気にしすぎていたせいか、気がつくと左の膝の上あたりが張ってくる。軽く攣りかけているようで、膝を伸ばしきると、痛みで再び曲げるのが困難になる。しょうがないので軽いギヤでくるくるくるくると回す。
土手を走ったり、河原に降りたりしながら、自転車道は再びR24+R163に出会うところで終点となった。木津だ。

R163

少し進むと奈良に向かうR24と大阪に向かうR163は道を分かつ。
もちろんR163をたどるんすが、ここでようやくコンビニを発見。揚げ饅頭とクッキーとホットドリンクで補給。空になっていたドリンクボトルもポカリで満たす。
既に陽は大きく傾き、陽のあるうちに帰るのは無理だと悟るんですが、とにかくペダルを踏まなきゃ帰り着くこともできないので踏む踏む。が、ここからはゆるいアップダウンが続く、平地に慣れたダメ足にはきついルート。本格的に足が攣ってきたのでここから休憩+マッサージを数kmおきに挟む。そうこうするうちにようやく京都奈良の府県境にたどり着く。

がここからが本当の地獄!?ゆるかったアップダウンがどんどんきつくなっていく。
とうとう登り坂で「押し」を入れることにする。が、これもまたキツイ、ただでさえ歩きにくいビンディングシューズでチャリを押しながらの登坂。これで今まで大丈夫だった右足膝上も攣り始める。
こうなると降車時足をつくことさえままならない。シートから尻を外し両足をついた姿勢のままで腿が攣って固まってしまう。痛みを我慢して膝を曲げたままトップチューブをまたぎ転げ落ちるように降車…とかそんな感じ。

そんなこんなでR163×R168の交点、北田原大橋の交差点にようやくたどり着いた頃には陽がまさに暮れんとする頃だった。

清滝峠

清滝峠の奈良側登坂口、北田原大橋の交差点でしばし小休止、膝上、腿をマッサージしながら決めたこと、小休止は入れても「押し」入れないこと。実際びゅんびゅんと大型車がそばを通り抜けていく暗い道なのですが、押しを入れても楽にはなりそうになかったのでこう決めました。
何百mか進む毎に自転車を降りて息を整える。路側の気温表示は4℃、もう寒いのかなんだかわからない。できるだけへたり込まないように頑張ってみる、そんなこんなでパンパンだった両腿も何となく坂の上りに慣れてくる。何度も休憩、前進をくり返すうちにようやくトンネルと峠道の分岐点にたどり着く。
ここからは極端に交通量が減少し走りやすくなるのはいいんすが、道は真っ暗。ここから3度休憩を挟みながら「あと少し」と自分にはっぱをかけてのぼる。ようやく峠の交差点に着いたときには「のぼった〜」と声にしてしまいました。人生初峠っす(って峠の表示は確認できませんでしたが…)。
一転ぐねぐねと下り。先ほどの交差点から車が入ってくるのか、交通量が増えてくるんすが、なんちゅうかスピードがのるのる…。暗くて周りの景色が流れないので恐怖感がそれほどでもなかったのですが、そんなことを考えるとじわじわと怖くなってくる。トンネル出口〜合流点あたりで改めて大阪の夜景を見やる。

ここからはようやく勝手知ったる大阪の道。
下りで足を回していたのでなんとか腿の張りも少しは解消されていたので息絶え絶えで家路をたどる。帰りのコンビニでおさいふケータイ初体験。

DST: 80.5km
RT: 03h54m26s
AS: 20.6km/h
MS: 46.4km/h

押しとかも入って、かなり平均速度落ちてたと思うんすが、ギリギリ20km/h越え。峠下りってすごい…。