笙を吹く

朝からお出かけ。
学生時代から、ほんわかと「吹いてみたいなあ」程度に憧れていた「笙(しょう)」を吹く機会に恵まれました。雅楽の講習でですが。
まずは唱歌で「越天楽(えてんらく)」の篳篥パートを習い、さらに龍笛パート、そして笙のパートも歌う。ここでようやくパートに分かれて笙の準備。金属リードを呼気で結露させて鳴らなくさせてはいけないので、電熱ヒーターで炙ること10分程度。部屋の冷房がギンギンに効いていたわけがわかりました。
で、まずはいわゆるコードにあたる合竹(あいたけ)のポジションを確認し、曲の流れに沿って練習していく。笙はいわゆる呼吸同音のリード楽器で、ハーモニカと同じ発音原理、パイプオルガンの祖なんて話しは今日も確認したし、基礎知識として習ってはいたのですが、やってみた感覚としては「フォークギターとアコーディオンを合わせたような感じ」です。
呼気吸気のタイミングとフォームチェンジのタイミングが微妙に違ったりするのもまたおかし。とても自分が出しているとは思えない天上の音が素敵すぎました。
帰り道はマクドやら市役所やらに寄り道。
空には大きな入道雲が出ていた、とても暑い夏の一日でした。