強い雨風

朝はいったん止んだかに思われた雨は、夕方になって再び強く降り出した、強い風をまとって。
職場の人たちは早々に帰り支度を初めて次々といなくなっていく。
いつもならまだ人が多いような時間にかかわらず、部屋の中はがらんとしてしまった。さもありなん、新しい職場は山裾にあるので、窓の外で轟々と恐ろしく風が吹き下ろされているのだ。
しかし天は我に味方した。あきらめて着替えを始めて外に出ると雨は小やみになり、風も徐々に弱まってきていたのだ。日頃の行いかな(大げさ)。