『Qujilaとぱぱぼっくす』@ムジカジャポニカ

20年来の夢が叶ったようなそんな夜でした。
河川敷から引き上げてすぐ着替えRetinaのフィルムSolarisを打ち尽くして、フィルムを取り出して出発。
まずは東梅田のY店でSolarisを現像に出し、ムジカジャポニカへ向かうと、ギリギリ座席があったので確保。梅酒ロックを飲みながら開演を待っていると、程なくしてぱぱぼっくすが始まる。
うーん、個人的な好みとしては「真面目過ぎるなぁ」って感じでした。
そしてQujila
今回は杉林恭雄さん一人の「ひとりくじら」だったのですが、これが予想を裏切られた。
予想を凄まじく裏切る肉体性。Talking Headsの映画『STOP MAKING SENSE』冒頭の「Psycho Killer」のテンションがずっと続く感じ。凄まじいばかりのストロークと意外にも巧みなフィンガーピッキングスキャット(オノマトペ!?)、ファルセットがシャウトがポルタメントがメリスマがうなりを上げて響きわたる。うわぁ、こういう世界を目指していたことあったよな…とか思い出に浸るひまもないくらいのテンションで歌い弾き、ぎこちなく踊り続ける杉林氏。もっと文人肌な人をイメージしていたのですが。
1コード、2コードにのほほんと人を食ったメロディという印象も強かったんすが、意外に3コードのシンプルなロックンロールが多いことを再認識させられたり。とにかく聴いていて飽きない。
「犬とレモン」「ナガラリバー」「たまご」「KAPPA」「DRAGON」好きな歌が次々と歌われる。アンコールで何度も呼び出され「みんなが静まるような歌を」と「夢見るための花」を歌った後に「サボテン」をやってくれたり、もう本当に楽しい夜でした。
バンドでの来阪、期待してもいいんすよね!?

終演後、カレーを食べて帰宅。
ミラノ〜サンレモを見て今に至るわけなのですよ。