丘の上の小さな街で

雨の電車で本を読む。
先日、カメラのナニワで購入した『丘の上の小さな街で』を電車通勤の車内で読んでいた。
自転車ものの短編集なんすが、そこここに自転車だけでなく、自動車や航空機、光学機器なんかについての話しを挟みつつ展開していく淡々とした世界。登場人物達の年代がそんなに遠くないこともあってぐっときます。
そして自分が、今もって何もなしえていないことを、うすらぼんやりと気付かせてくれるような、寂寥感が漂うようなそんな一冊。
まだ読み切っていないんすが、また明日、大事に読み終えたい一冊です。

丘の上の小さな街で―白鳥和也自転車小説集 (えい文庫 167)

丘の上の小さな街で―白鳥和也自転車小説集 (えい文庫 167)