長坂憲道LIVE@天満 音太小屋(ねたごや)

「さてどうしよう」と悩みつつ*ist DにDAZ16-45mmF4を、PENTACON six TLにBIOMETAR2.8/80を着け、FA35mmF2とFlektogon4/50をカバンに詰めて出かける。開演時間がこんなに早いとは思ってなかったけど、場所は近い。車で駆けつける途中に、いつもの写真屋が開いているかだけチェック(日曜休業の筈だけれど、かなりの確率でやっているんすよね)。
さて音太小屋は天六駅の一番はずれからすぐ、路地を入った奥にある面白いスペースだった。靴を脱いで二階に上がると芝居小屋のような畳敷きのスペースに座布団が置いてあり、後方に座席も接地してある。既に開演時間を過ぎていたので、慌ててカメラの用意をしていると長坂憲道が出てきてあいさつを始める。*ist Dには結局あまりうまいこと使えないけれど、暗所には強く描写も良いFA35mmF2ALを着け、ISO感度を400にセット、セッティングは試行錯誤して絞りF2.5/シャッタースピード1/25。PENTACON six TLはKonicaのISO感度400のネガが入りっぱなしになっていたので、*ist Dの値を参考に、BIOMETER 2.8/80を開放F2.8
に、シャッタースピードを1/30にして撮りまくる。
途中フィルムを撮りきると、Kodakの黒白フィルムBW400に替えてさらに撮りきった、ふう。

ライヴは前半は長坂憲道の一人舞台。RolandV-Accordionを胸に、カホンに腰掛けかつ叩き、蹴り、パッドを叩く。MCは喋りたいことが多いのか結構早口。Vアコーデオンの音色は基本的には通常のアコーデオン系の音色を存分に生かしながら、サティの「ジムノペディ」では右手をピアノ音色に変えたりTOTOの「Africa」ではRolandらしいVoice系の音色に変えて、パーカッシヴなプレイを存分に聞かせる非常に面白い演奏でしたよ。
もちろん彼のオリジナルでもグルーヴに満ちた演奏を聴かせてくれました。
後半はピアノを迎えて時にジャズ、ミュゼット、サンバ、ボッサとテンションは高いのに楽しい、腰にクる演奏を展開。あっという間の2時間強でした。

音太小屋の店主さん(?)は、P6のフィルムがブローニーであるのを大変珍しがってくれたりして、「ここのスペースで写真展とかできますよ」とか声をかけてくれました(穴があったら入りたい)ので「ぃゃぃゃ、下手の横好きで…」とゴニョゴニョと言葉を濁して苦笑い。店を後にしていつもの写真屋に電話、現在地を告げると「来るまで開けときます」とのことでしたので大急ぎで車で駆けつけ、二本のブローニーのネガを渡してプリントをお願いする。上がりは水曜日だとか。