"Postwar Babies Tour2005"

最近はBanana Hallでのライヴになれていたので、クアトロの柱の配置は本当に訳がわかりません。かといってフロアに踏み込んでいく気力もなく、ビールを片手に開演を待ちました。インデアンカレー大盛りのおかげで、酔いの回りもゆっくりっす。

開演(以下もしかしたらネタバレを含むかもしれないので…)。


冒頭新曲をかますのかなあと思ったら、知っている曲を立て続けに。アレンジは原曲に素直な感じなのかな!?若干「ならず者」なふてぶてしさが格好いいっす。現役感ではどうしてもカーネーションの方に軍配を上げてしまいがちですが、ここまで齢を重ねたことによって、過去の彼等がやったのとは全然違うレベルでの「分厚さ」があるなあ。
…なんて思ってドラムスを見ると…あれ、かしぶちさん若い!?っていうか岡田&鈴木兄弟の銀髪or白髪ぶりに迫る勢いなはずなのに、ニット帽かぶってるし何よりもリズムが異常にタイトで、速い曲でもよれないだなんて!!

案の定「かしぶちは体調不良のため来られない」なんてお知らせが。そして紹介されるサポートドラマー「カーネーションのアミーゴ矢部!!」当然と言えば当然な代役なんすが、かしぶちさんの脱力ロックドラマーぶりからすれば数段タイトな矢部さんのドラミングに乗って、白井さんくじらさんが映える映える。
とくにくじらさんは今回マンドリンが冴えわたってましたね。いや、もちろん狂気のフィドルもペットも良かったのだけれど。対して良明さんは個人的にはエレキを弾いている時よりもガット(っすよね!?最後列からは楽器が全然見えなかったので)を弾いている時の方が数段かっこよく思えたのでした。歌のマイキングがちょっとアレでしたが、いつもの良明さんよりちょっとダンディで脂っこさが薄めだったかな。

カーネーションの12/12でもやった某曲も、ばっちりブレイクを決めておりましたよ。

慶一さんは「和」な人だなあと再認識。ライダーズ自体もそっちに引っ張られている時が一番持ち味を発揮しているように思うのだけれど、どうか!?そして、古い曲を昔のテンポで演奏しても寄れないのは、やっぱり矢部さんのおかげだと思ったのですがどうか!?

思ったよりもね、楽しめましたよ、ええ。ただもうちょっとニューアルバムを聴き込んでいけば良かったなあ。

終演後混雑する物販コーナーで、並びに並んだボクの前に割り込んできたおばちゃん(多分同年代くらいっす)が当然のようにボクより先に注文する様を見てピリピリしながら(落ち着け、ここは大阪や)なんてイヤな自己暗示をかけつつ、Tシャツ2枚とアルバム柄プリントのトートバックとガカンとリョウメイのDVDを購入。
なかなかの散財ぶりっすね。