「フィエスタ」/オリジナル・ラヴ

ターニングポイントになる曲ってのはあるよ、やっぱり。3年前、酷く落ち込んでいた僕が藁にもすがる思いでもたれかかった曲が二曲。

「愚か者、走る」については何度も書いたことがあると思うので割愛。あえて言えばこの曲の歌詞に骨抜きにされなかったら、今が限りなく寂しかっただろうと思うのだ。
さて「フィエスタ」当時オリジナル・ラヴの「おされ」な雰囲気が何となく苦手で(同じ様な理由で僕は1st以外のフリッパーズやピチカートを未だ知らない…情けない)積極的に聴くことがなかった。そんなある日、多分今は無きあべのアポロピルの三木楽器(でしたっけ!?)でかかっていたこの曲を聴いて猛烈に感動したのだ。ええ、すぐに買いましたともさ。そこにいたのはソウルでおされな田島さんではなく、泥臭くもテクニカルでソウルでロックな田島さんだったのだ。この一曲で僕は田島さんが好きになったのだ。その後彼の音楽を積極的に聴こうとはやっぱり思わなかったけど、彼がロックな人だと言うことはすごくわかった、そんな歌だ。
で2002年、この曲を僕は掘りおこした。なんか泣いた。力強い。墓場から彼方を見やる歌である。それは過去であり未来であるのだ。複雑に味付けされた泥臭く南部風なボ・ビートがとてつもなく力強い。分厚いコーラスが頼もしいのだ。
今日の夕飯を買いに行く際、しゃっほーからこの曲が聞こえだしたので思わずリピート。スイマセン、珍しくよっぱなのでまとめられませんが、本当に名曲なんすよ。