蕎麦とボク

今日食べ終えたのは、義理で買った「信州戸隠生そば」、正直むっちゃ旨かったっす。段ボールのパッケージには「自家挽きそば粉使用」とか「だしと返しのそばつゆ / 生おろしわさび / きざみのり / 四人前」などの文字が躍っています。腰が強くだしも濃厚、緩やかな蕎麦好きでしかないボクにも「これは!!!!!!」と思わせる旨さでした。

-閑話休題-
ボクが緩やかながらも蕎麦を好きになったのは確か小4の頃、旅行で行った野尻湖のほとりの寂れたレストハウスで食べたざるそばに乗り物酔いで疲れた胃袋をやさしく癒された時「こんな旨い食べ物がこの世にあったのか!」と思ったのが初めてだったように思います。それまで大晦日に食べる汁蕎麦しか食べたことの無かったボクには、蕎麦とは「ちょっと口の中がかゆくなるような気がする変わった麺類」くらいの認識しかなかったので(うどん文化圏な関西育ちな上に蕎麦アレルギーが身近なモノであったので)、「信州に来たことやし、ざる蕎麦でいいや」くらいで食べた口には、すごく新鮮な驚きだったように記憶しています。
それ以来しばらくは、外食する時に「ホントにそれで良いん?」と何度も訊ねられるようになるほどざる蕎麦ばかり食べていました。そのような熱は徐々に冷めていく訳なのですが、大切な人とのおつきあいの場では、なぜか必ず美味しい蕎麦に出会い、蕎麦好きを再確認しているような気がします。
いや、そうめんもラーメンもビーフンも、もちろんうどんも好きなんすけどね。