「The End of Summer」

天保山を過ぎ湾岸線へ、車は良い感じで流れている。夕陽はずっと左手にあるけれど、今にも沈みそうだ。THE GROOVERSは投げやりに歌い続けている、ボクの車はマーチだけれど、気分はマセラティだ。りんくうタウンが見えてきたあたりで和歌浦まで行く気が萎える、りんくうでええやん。
高速を降り、フェリー・ターミナル付近をウロウロするもいまいちピンと来ない。そうこうしているうちに陽は沈んでしまう。
結局もう一度車に乗って、臨海公園の駐車場に車を止めて、ひたすらウロウロする。
最終日とはいえ夏休みなのだけれど、予想どおり人出はほとんど無い。空港方面や海、臨空Papara、ゲイト・タワーをスナップしもって散策。暑い。うだるような暑さに襟足から汗がぽたぽた垂れる。台風一過って涼しくなるもんとちゃうんかい!と。
アウトレットにはまだ灯がともっていたけれど、さすがに突撃する気力もない。既に廃墟と化しかけている観覧車をいろんな角度から撮影。そうこうしているうちに19:00を回る。ボクは海が観たかったのだ!ビックカメラにいた時から頭の中で、TULIP末期のシングルにしてボクが初めて買ったCD「抱きあって」が流れていたのだから。
再び海辺へ。綺麗に整備されているし、海辺なので蚊もいないし、薄暗くてムードも良いし、そこそこきれいで開放的なトイレもあるのに、カップルとかいないんすね。一脚の威力をいちいち確認しつつDA ZOOMを中心にとFA43リミも併せてスナップ。
大汗をかいた分を補うためにシュワシュワしたエネルギー補給飲料を買って帰路につく。