カーネーション 2004 TOUR "21年目のカーネーション"Vol.1 『Sex,Angels&Rock'n Roll』＠Banana Hall(6/25)感想

今更何を書くという感じもあるのですが、細かく雑感を書くのではなくて、ざっくりと思ったことを書いてみたいと思います。

と言いつつまず細かいところを…、
- 書き下ろしでスタートとは恐れ入りました。でもこっから「湾岸」特集まで本当に我を忘れるほどノりました、飲んでないのに。
- 「スーパーマン」「ヘヴン」というカーネーション屈指の名曲を聴くことができて非常に満足できました。特に「ヘヴン」は直枝さんのギター(チェリーサンバーストのレスポール)の出音が非常に良かった*1っす*2。できれば「からまわる世界」とか「テレフォン・ガール」とか「ロック・ゾンビ」とか『エレキング』*3からの曲も聴きたかったな…。
- 後段下手よりで聴いていたのですが、今回のMixには納得。基本的にヴォーカルオリエンテッドでありながら、ギターが良く鳴っていました。場所によって聞こえ方が違ったかもしれませんが*4、今回はアンプよりもPAの方で音圧を上げていたのかな!? あと、ツアーから間が空いたおかげか、直枝さんの声の伸びに本当に圧倒されました。うめー!!
- 夏発売のベストアルバム*5に収録されるメドレーと思しき「It's a Beautiful Day 〜 EDO RIVER 〜 Garden City Life」の「It's a〜」での矢部さんのプレイ、これぞ矢部節真骨頂というこの曲Ｂメロで、真っ当に２拍４拍にスネアが入ったりする*6シンプルなアレンジに、ちょっとやられました。格好いいじゃないっすか。

と言うことで本題、「感動いたしました！」以上!!

…いやいや、でもね、本当にそうなんですよ。「ANGEL」*7や「エイス・オブ・スペイド」*8のCCCDがらみでのあれやこれやなんて吹っ飛びました、ええ吹っ飛びましたとも。メンバーは特に言い訳するでもなく、「良い曲ができた、聴いてくれ」って感じでした*9。とにかくカーネーションの盤が店頭に置かれるのなら、少なくとも『LIVING/LOVING』*10がもっと店頭に並ぶような状態になるのなら、もしかしたらCCCDを、いや、カーネーションの盤を買うかもしれないっす。かわいそうですよ、不遇すぎますよ、こんな良いバンドがこのまま埋もれて良いわけがないとそう思いました。ロックでした。そして自信を持ってポップでした。売れて、CCCDで出さなくても良い会社に移籍できるのなら、CCCDでも買いますよ、カーネーションに限っては。
とにかくただリタイヤしているだけの音楽ヲタのボクが、自宅のパソの前であーだこーだ言っても仕方がないようなライヴを見せてもらったと思いました。そしてボクも何か背中を押されたような気がしたのです。と言うことで、全く意味もなくこれまでのボクの音源をMP3ででも垂れ流していこうと思っています、なんかしなきゃと思ったのです。全く感想じゃなくなってきましたね…。
要はボクは40過ぎのオッサン３人の演奏に感動したのです。すごく。