ハンバートハンバート×Nobowa

さて、昼過ぎまでダラダラしてから梅田へお出かけ。
今年2本目のハンバートハンバート、場所は同じく梅田QUATTRO。着いたのがちょうど客入れ開始の17時だったので、階段を少し下りて待つ。整理番号はBの二桁だったので「Aってどれくらいやろ?」とか思っていたら、200近くまで呼ばれていた。あまりAの人が来ていなかったようでBの二桁で会場に入ってもまだ余裕有り。っていうかオールスタンディングとか。
しょうがないのでフロア真ん中2列目くらいに陣取って、本を読みながら開場を待つ。
18時過ぎちょい押し「アメリカの恋人」で開演。
前半はいつも通りだらっとしたおしゃべりで曲間をとりつつ進む。二人の呼吸はかのいとしこいし師匠のような、おたがい関心があるのかないのかと言った感じを彷彿とさせる。
後半はたたみかるように曲に集中。
佐藤良成のギターワークは高音の開放弦をいかしつつ、4〜5度の硬い響きを積み重ねるという感じのブリティッシュケルティック・フォーク、ロックっぽいスタイルで、効いていて個人的になじみすぎる。さらにいつも思うのだけれど、二人のハモリは寄り添うようで寄り添わず、絡むようで絡まず、こちらも4度5度、8度などの硬い響きを効果的に使い3度や6度などのわかりやすいなじむ響きに執着しないあたりが独特だ。
そして何よりも楽しげなのが良い。
終盤、ライヴや販売の案内をした後Nobowaの山本氏を呼びこみ「大宴会」でまさかのダブルフィドル。その後にも歌ってハンバートハンバートの部終了。
セッティングチェンジの間を取ってNobowa登場と相成りました。が、ちょっと2列目中央で聴くのがしんどくなってきたので、ホール最後部に移動して壁にもたれて鑑賞。
10年やっているバンドなのかぁとか思いつつ、個人的にインストバンドはよっぽど自分の琴線に触れるものがなければはまらないたちなのでぼんやりと聴いていた。どうやらDrsのスタイルが好みではないのだろうなあとか思い当たったり。中盤の3拍子系ポリリズムやら後半のロックっぽいものは録音で聴いたら好きなのだろうかとか思いつつ。こちらも宣伝の後に佐藤良成を呼びこみ共演。こちらではハンバートハンバートでの外連味たっぷりなフィドルスタイルではなく、ヴァイオリンらしい音で演奏していたなあ。
アンコールは6人でユーミンの「やさしさに包まれたなら」。ベースをウッドベースに持ち替えたNobowaの編成にはなかなかぴったりの演奏だったかと。