釣りに行こう

一度3時に目が覚めたものの、まだ雨音が聞こえていたので二度寝
4時過ぎに起き出して準備する。
雨は小雨。
車に乗り込んで一路西を目指す。名神はがら空き、阪神に合流する頃には台数も増えてきて、京橋あたりのコーナーの連続は、相変わらずあおられるので苦手。
明石海峡大橋を渡る頃には再び台数もまばらになり、いつも降りる出口を横目に、四万十以来の本四道の大きなアップダウンのアクセルワークをアイサイト任せで走る。

洲本

高速を出る前に夜が明け始めて、山稜を越えた頃には小雨も止んで、洲本の駐車場に入る頃にはすっかり朝。
駐車場は淡路島ロングライド150の第一エイドステーションとしておなじみのあそこ。
LEVORから釣り具をおろして準備。気が向いたらと思って、一応シーバスタックルもおろして、久しぶりにベストも着込む。ポケットが増えるしね。
さらに久しぶりにクーラーも持ち出してフルセットでポイントへ向かう。
まずは洲本川へ…。

河口までは漁港を回り込んでそこそこの距離。フルセットではちとつらい。
行ってみるとすでに釣りをしている親子とかが居たので、ちょっと距離をとって釣り開始、6時半頃だったかな。
ポッパーを投げて見るも、なんの反応もない。親子のお父さんが「トップで何が釣れるんですか!?シーバス?」と聞いてこられたので「や、メッキとかまだ居るかなあとか思って」と答えるも、早々にワームにチェンジ。
小一時間投げるもアタリもない。堤防の上では地元のおっちゃんたちが「全然や、アジが全くおらんから他の魚も入ってこん」とか嘆いている。

ベランダで初アジ!

気がつくと周りの人たちが続々と撤退し始めたので、こちらも河口をあきらめて、堤防の内側のベランダに行ってみると誰も居なくなっていた。一投して底をとり、すぐにワームをチェンジしたところで一発でアタリ、軽くあわせると左右に小気味よく走る。楽しみつつ寄せるとアジ!
アジングを始めて初めてのアジ!
メッキも釣ったけど、アレはやっぱり別物と言うことで、嬉しかったり。
とりあえず写真を撮ってバケツに水をくんでアジを放つと飛び出そうなくらいに泳ぎ回ったりする。もたもたして次の一投までに時間がかかり、同じタナを狙ってみるもアタリなし。
そうこうしているうちに、おっちゃんおばちゃんの集団が来てわいわい言いながら釣り始めたのでベランダをあきらめて、小さな突堤のむこう側へ移動することにする。

ガッシー

とりあえず底をズル引く。
ズル引き続けると根とは別のアタリがあるようなないような…。
モワッとプルッとしたような気がしたのでアワセをいれてみるとどうやら根を食ったような感触。が、岩というより海草をかけたような、引けば着いてくる感じだったので巻き続けてみると赤い魚体が見えてくる。さっきのおっちゃんたちがハオコゼを上げていたので身構えると、どうやら少しだけ大きい。水面近くで少し引くも基本根でエラを開いただけの姿勢で、無抵抗であがってきたのは15cmほどのガシラ。標準和名で言うところのカサゴだ。
が、ここからはアタリもうまくひろえず、横手の砂置き場の方に移動するもこちらではアタリもなし。
横手ではどうやらエギングの人も回ってきたけど、根掛かり気味だったり。
バケツの中で2匹が弱ってきたので、一旦しめて、場所をあきらめて元居たベランダ向こうの堤防に移動する。

防波堤の上

朝より挽き気味の潮、堤防の上と言うことで、なかなかの高所からの釣り。基本河口川に投げてみる。
朝から強かった北西からの風を遮るものがないので、PEラインはすぐに風をはらんで流される。
さてリグを水の中に放り込んで、他の作業をしていて、ふと巻いてみるとアタリ。軽くあわせるとビチビチと元気の良い感触で、あがってきたのはベラ。小さな牙が映えた口の横頬にうっすらと針がかりしていた。とりあえず写真を撮ってリリース。
次に、最初に釣りをしていた河口のベランダ横に投げてみると、根の付近でプルプルとしたアタリ。あわせてみると小気味よく引いてあがってきたのは、さっきのより一回り小さいガシラ。
「根を攻めればまだ居る!?」と思って探ると根掛かり連発。
河口側をあきらめて、反対側のベランダ側に投げて見るも、アタリなし。声をかけてきたカップル連れのお姉ちゃんが「アジが居るのってあの突堤の向こう(ガシラが釣れた方)みたいですよ」と言う。「朝、そこのベランダでも釣れたんですけどね…一匹だけ、地元の人らしいオッチャンたちが「今日はアジがおらん」って言うてました」と答えると「回る魚やしねぇ」と。

帰ろう

朝来たおっちゃんおばちゃんもあきらめて帰ったので、ベランダに戻るもアタリなし。
突堤の向こうに戻るもアタリなし。近所の中学生たちがメバルを求めてやってきたり、おっちゃんが「ここ初めてなんですけど、なに釣れます!?」と聞いてきたので「ボクも初めてです、朝からやって釣れたのは…」と正直に答えると「厳しいですねえ…」と。
釣れないので、砂置き場の方を戻りつつ所々で投げていると、漁港沖湾内で派手な捕食音。シーバスかな!?と思うものの今更シーバスタックルを展開する気にもならず眺めつつ釣る。捕食音がしていると言うことは小魚が入ってきているのかな!?と思うも、見え魚は朝からほとんどの場所にいる(ルアーに反応しない)スズメダイの群ればかり。
あきらめて2匹目のガシラをしめて、お持ち帰り3匹を並べて写真を撮っていると、これまた地元と思われるおっちゃんが「今日アジ釣れたんか!?」と自転車で通り過ぎざまに目をむいていたり。よっぽどどこでもアジが釣れない一日だったようだ。
とりあえず四時過ぎに納竿。ここまで10時間無補給で釣りっぱなし。

帰路

荷物をまとめてLEVORGに放り込み、とりあえず近場のファミまで補給。と言っても眠くならないように炭水化物控えめで。
帰りは違うインターから乗ろうと、勝手知ったる国道を北進。がオノコロを過ぎたアタリで渋滞につかまったので、ナビのおすすめ通り津名一宮から本四道に入り、これまたナビのおすすめで阪神神戸線に回る。そういえば朝の道路情報で、神戸マラソンとか言っていたし。
で、中国道につながったところでおなじみの渋滞につかまる。さらに津名一宮ですでにランプが付いていたガソリン残量がやばい…ので下り坂の途中の西宮名塩のSAで休憩&ガソリン補給。セルフではないガソリン屋は久しぶりだけど、窓拭いてもらえるのとかってこういう時ありがたいなあ。高かったけど。
さて、ほんの20分ほどの間に渋滞が緩和された(というか西宮名塩過ぎで渋滞が終わっていた)のか出口の下り坂から普通に走り出せた。ここで、GSでリセットした平均燃費の表示が23km/lを突破!シチュエーションのイレギュラー故とは言え、テンションあがりますねえ。
20km/l以上をキープしたまま中国池田で降りて、いつものスーパーで買い物をして帰宅。
夕飯を食べて、アジは干して、ガシラは内臓を取って保存。
一日がかりの釣行を終えたのでした。