秋の嵐山強風ライド

朝起きて、フレンチトーストを焼いて、自転車の準備をする。
といってもチェーン整備とEA90SLの取り付けとエア管理くらい。
あとは必要なモノをパッキングして、散髪屋まで車で。というのも我らがリーダーの散髪屋のマスターに「車で来るやろ?駐車場空けとくから」と言われたので。後のことを考えたら、直で行った方が良かったかなぁ。

内環〜豊里大橋〜淀川沿いを枚方まで

さて集合場所のお店でコーヒーをいただいて出発。
今回は3回目にして過去最高の9人で。
まずはうち環から豊里大橋に向けて前を引く。9人ともなると、信号切れなんかにも気にせねばならず、一般道では「おそるおそる」といった感じ。淀川沿いに入る前にコンビニに寄って、豊里お箸を渡って淀川左岸に入る。
恐怖の輪止め地獄の連続に何度も止まりながら、堤防の上や、河川敷をしずしず進む。途中アタックをかけたりする人もおられましたが、枚方のまで和やかに進み、関西医大付近で小休止。

枚方御幸橋〜淀

天野川を渡り、再び河川敷のCRに降りるとそこから御幸橋までほぼ一本道と言うことで、二人ほどがたがが外れたように飛ばし出す。数人で追ってはみたものの、左斜め前方から吹き付ける風も相まって、33km/h程度の巡航について行くのがやっと。
御幸橋に上がる頃にはへろへろでした。
御幸橋から再び前を取り、淀のLAWSONで大休止。

強風の嵐山CR

少し進んだところから嵐山CRに入る。
この道はほとんど堤防上にあり、遮るモノがなにもないところを左斜め前方から強烈な風が吹きつけてくる。葦原や灌木が生い茂る淀川河川敷がまだましに感じられるほどの強風。斜め前方からの風にはまだ「もたれながら走る」ことができたので良かったのですが、じきにそれも真向かいからの強風になる。できることと言えば、ペダルを回し続けることと叫ぶことくらい。
9人の隊列は縦に伸び、何度も途切れ途切れになる。一番若いメンバーは今日が初のロングライド。まさか嵐山まで行くとは思っていなかったそうで、心底きつかったと思う。対向車両は追い風に乗ってビュンビュンとばしてるし…。
途中1度小休止を取り、桂川をCRに沿って左岸から右岸に渡ると一転北の空がかき曇りぱらぱらと雨が降り出す。しばらくは走ってみたものの、またも隊列が切れだしたので、松尾大社駅前のファミマでまたも小休止。
みんなの心の支えは「嵐山でうどんを食おう」の一点。の割には後2km地点で補給を摂っていたり(^^;
三度車上の人となり渡月橋が見えた頃、我らがリーダーの足が攣って止まっているとの報が後ろからもたらされる。折しもCRの終着点だったので、しばらく待っていると、サポートしていたメンバーと一緒にゆっくりとやってきた。
とりあえずその先は観光地、走れるところまでは自転車を押して「嵐山うどんおづる」へ。

昼食どきから少しずれたおかげか運良く3組待ちでは入れたものの、うちのテーブルは忘れられてしまったようで、ずいぶん待たされてしまったのでした。それでも鴨うどんもかやくご飯もおいしかったので良かったのですが。

行きも帰りも…

さて、再び嵐山CRを大山崎まで。
とりあえず先頭を引くことに。
「風って追い風やったら本当に楽やなぁ」とか思っていたのですが、周りの木々を見てみるとあまりそよいでいない…。これはもしかして…と警戒して後ろがついてこれる限りのスピード(25km/hくらい)をキープして進む。が、橋を一つ渡ったところあたりで、耳たぶに当たる風の音が少し大きくなってきて、もう一つ橋を渡ったところでは、はっきりと向かい風になってきた。
サイクリングのジンクス「行きが向かい風だったのに帰りもなぜだか向かい風」だ。
とりあえず忍の一字で、先頭を変わってもらったりしながら御幸橋付近まで戻り、大山崎町に入るのに手間取ったりはしたのですが、なんとかなり、大山崎サークルKで大休止。
補給して帰り道の打ち合わせをして、馬鹿話をして出発。

西国街道

しばらくR171沿いを走り、阪急の大山崎駅付近に曲がって入り、西国街道に入る。先頭は土地勘がある人に引いてもらい、3〜4番手あたりを楽しく走る。
折しも陽は沈みはじめる16時頃。場所によっては真正面から陽が入ってくるものの、山沿いの住宅地の中をすっと走れる旧街道はなかなか走りやすく、ほとんど信号がないこともあって、調子よく島本町から高槻へ。高槻からは更に先頭を交代して、ひたすら旧街道を行く。沈む夕陽を追いかけて。真正面にまぶしさを感じなくなったところで名神とぶつかり、高架沿いを走りR171へと戻る。
もうゴールはすぐそこと言うことで皆の気も緩む。
最後のR171はリーダーに引いてもらう。あたりが真っ暗になった頃、ゴールの焼き肉屋に到着、当初の予定から30分遅れたくらいの17時半くらいだったかな。
焼き肉を食べて大いに話をして帰路につく。
7km弱走って、少しずつお別れしながら、起点の車に戻り、一人で自転車をばらして積み込む。自宅までは30分もかからない。
疲れたけど、久々の100km超、何とも楽しいロングライドだった。