うたのありか2013ツアー(リクオ&中川敬+ゲスト:岸田繁)@京都磔磔

そもそもこのツアーのことはけっこう以前にぴあとかからお知らせが来ていたのだけれど、「うーん」くらい悩んで放ってあったのだ。9月の里海さくらにも行ったしね。
ところが先週、東京での感想とかがツイッターに流れていて「くるりの岸田」「カーネーションの直枝」とかのゲストの名前が入っている。「うらやましいなあ、東京」とか思っていたら、磔磔でも同じ二人が来るとか言うではないですか。
全然知らなかった。調べていなかったし…。
と言うわけで2枚とも買ってしまったのが今週半ば。

中河内から本当は北河内あたりに車を停めて、電車で行こうとか思っていたのだけれど、車に乗り込んだところで「ええい面倒くさい!」とか思ってしまったので結局第二京阪経由で磔磔の近所まで乗り付けて、再び車をコインパーキングに放り込む。
磔磔の前についたのが16時半くらい、そろそろお客さんも集まり始めているという状況だったのですが、さすがの岸田人気か今日の整理番号は絶望的な215番とかだったので、近所のコンビニにお金を崩しに行く。
何度もウロウロしていたので、磔磔に戻るとすぐに客入れが始まる。5番刻みなのでけっこう待つ。入場すると、一番後ろのテーブル席とかが空いていたので席を確保し、時間をつぶす。気がつくと超満員。10分ほど押してライヴは始まった。

まずはリクオさんと中川氏が登場。
いつものように客をのせつつ、1曲ごとにヴォーカルを替えながライヴは進んでいく。
リクオさんが退場し中川氏がソロで数曲。中川氏が岸田氏を呼び込み、交代してままずは「鹿児島おはら節」を歌い出す。ああ、くるりのヴァージョンより良いかもとか思いつつ聴いていく。
実はくるりのライヴは未見なので岸田氏の生歌は初めて聴いたのですが、ギター弾き語りの芸風も低音のスタンダードなコードを使う中川氏に比べ、中抜きだったり高音の開放弦をつなげるコード使いも軽やかに淡々と歌う岸田氏のスタイルもなかなかに楽しい。
最後にはリクオさんを呼び込んで「東京ではその場でコードを伝えて"I shall be released"を無茶振りしたけど、今日は…ニール・ヤングの"Helpless"で、さっき楽屋で思いついて」とまたもや無茶振り。まあ名曲ですしコードずっと三つの繰り返しですし。
きっちりコーラスも決めて岸田氏退場。
ここからはリクオ劇場
さらに中川氏を呼びこみ「ミラクルマン」なんかもやらかして、岸田氏を呼びこみ、ようやく3人でのセッションが始まる。もう、ほとんどの曲を知っている身としては、3人の曲が順繰りに繰り出されるだけで楽しいし。「三日月」とか。そうか、くるりではあんまりやっていないのか。
大好きな歌が連ちゃんで繰り出される「満月の夕」「アイノウタ」「光」「荒れ地にて」そしてアンコールの最後には「京都に縁の歌で、この3人が歌えるうたっていったらこれやろということで」「知ってるところはみんなで歌ってな」と言って歌い出したのは、ボ・ガンボスの「トンネル抜けて」。
この日一番の大合唱でした。
リクオ&中川セッションでは定番とも言えるボ・ガンボスの曲。里海さくらでも後半のセッションはボ・ガンボス&ローザ・ルクセンブルグの曲(どんとの曲)だらけでしたが、今日はそういえばここまで「さかなごっこ」も「ポケットの中」でも「夢の中」でもなく「トンネル抜けて」。
ああ、家に帰りたくないなあ。とか思っているうちにライヴは終了。
良いライヴでした。本当に良いライヴでした。

明日は直枝さん。どんなライヴになるのかなあ!?