基板

月曜日に交換したiPhone3GSのバックパネル。
必要なパーツがすべて積んである状態だったので、それほど苦労せずに交換することができたのですが、ボリュームボタンとミュートスイッチが効かない状態でした。それほど困らないけれどやっぱり細々と不便を感じる前になんとかしようと、ヘッドフォンジャック・フィルム基板のリペアパーツが楽天に出ているのを発見したので、ためらわず購入。
昨日早速届いたので、今日交換したのでした。


旧ヘッドフォンジャック基板、赤丸の中に二つのパーツが見て取れる。

新ヘッドフォンジャック基板、赤丸の中の二つのパーツが溶けてしまっている。黄緑丸の中はミュートスイッチステーの接着面両面テープだけでの接着のはずが、ステー側に接着剤を盛ったあとがあった。

旧ヘッドフォンジャックの内側はバックパネルと同色の白。

新ヘッドフォンジャックも白だったのだが、上記の異常の為さらにジャックをフィルム基板ごと交換、黒モデルのリペアパーツでした。

前回のバックパネルの交換では基本ねじや接点の着け外しだけだったし、YouTubeで映像を見てイメトレで来ていたのですが、今回は全くの手探り。

  1. まずメインスイッチのステーを外して、フィルム基板を剥がす。
  2. フィルム基板の続きをそろそろと剥がし、ボリュームボタンステーを外し、フィルム基板を剥がす。
  3. ミュートスイッチステーを外し、ヘッドフォンジャックを引き抜く。

これでヘッドフォンジャック・フィルム基板がはずれましたが、問題点を二つ発見。

  • 旧バックパネル上の基板と見比べると、二つの小さなパーツが溶けて蒸発したような跡がある
  • ヘッドフォンステーからフィルム基板が剥がれない。引っ張って無理に剥がしてみると接着剤がてんこ盛りにした跡がある。

一つ目は新パーツに交換するから良いものの、ステーは再利用するので接着剤のかたまりをこそげ落とさなければ新パーツを着けられない。精密マイナスドライバでコリコリとこすって少し力を加えるとようやく落とすことができました。ステー自体は小さな鋳物なので力もかけられるのですが、そこに着けてあるねじ止め用のパーツが柔らかく、変形させてしまわないかヒヤヒヤしましたよ。
さらにミュートスイッチは外部のスライドパーツと中のスイッチ接点がわずか0.3mmほどのくぼみで噛み合っているのにこの適当な接着のせいで、きっちり連動していなかった模様。

さて、跡は逆の手順で組み上げるだけ。と言っても、ピンセットもなしで極小のねじを所定の場所にはめ込んでいくだけで集中力がすり減っていく。ようやく組み上げて液晶部をはめ込む前に動作確認をすると、久々に見慣れたミュートマークやボリュームマークが出たので、静かにガッツポーズ。
後々の動作確認も問題なしでした。
はっきり言ってこの作業は全くおすすめできません面倒くさいしネジはなくすし(まあネジもリペアパーツを買っていたので問題ありませんでしたが)。動かなくなっても自業自得ですよね、全く。
ともあれこれであと数ヶ月は3GSで戦えそうですね。