目覚めの三月

先月ダウンロードした高野寛1991年の4th『AWAKENING』を今さらのように聴き返している。
やっぱこのアルバムやっぱ良いなぁ…と十数年(ってか二十年弱)前のアルバムを今さらのように聴いている。
ブズーキ(!?)の音色も軽やかな「Proteus March」から鮮やかな「目覚めの三月(マーチ)」へのゾクゾクするような展開、軽やかな「てにおえ」、ケータイ黎明期が見た現代「テレパシーが流行らない理由」。トラッドや唱歌のような色が濃厚な「エーテルダンス」では通底するユニゾンの気持ちよさに、歌詞もうろ覚えながらつい口ずさんでしまったり。そういえば「ベステンダンク」はなぜかこの間デイリーで流れていたな…やっぱこれも口ずさんでしまいます。
トッド・ラングレンのプロデュース作として、同時期のレピッシュの作品『KARAKURI HOUSE』と共に結構メディア露出が多かった頃の作品なんすよね。とにかく音質やアレンジがすごく安定していて聴きやすいし入り込みやすいっす。さらにはアイリッシュミュージックやロック、ポップの滋味がこれでもかとしみ出してくる豊かな音楽だなぁと、枯れた(脂ぎった!?)今となっても思うわけですよ。
イイ!!